説明
OsiriXについて
OsiriXはMRI、CT、PET、PET-CT、SPECT-CT、超音波エコー装置などのモダリティ機器によって生成される医用画像フォーマットの標準規格であるDICOMに特化したイメージ処理ソフトウェアです。
また、医療用途に使用されるDICOM画像ファイル以外にも、一般的な TIFFやJPEGといった画像ファイルや、PDFなどのドキュメントファイル、AVIやMPEG、Quicktimeなど動画ファイルの表示にも対応しています。
もちろん、DICOM通信によるネットワーク越しのDICOM画像ファイルの送受信にも完全対応。C-STORE SCPおよびSCUのサポートによるQueryおよびRetrieve、C-MOVE SCUおよびSCPのサポートによるDICOMファイルの転送、C-FIND SCUおよびSCPのサポートによるDICOM画像ファイルの検索、C-GET SCUおよびSCPのサポートによるモダリティ・ワークリストへの対応などによって、モダリティ機器とのデータ通信に完全に対応しています。
OsiriXは2Dビューアー/3Dビューアー/4Dビューアー/5Dビューアーをはじめとする多次元イメージの表示や、PET-CTなどのフュージョン(融合)画像の素早い生成などにおける操作性の向上によって、医用画像の参照スピードが最大限になるよう努めています。OsiriXの3Dビューアーは多断面再構成法(MPR)、サーフェスレンダリング法、ボリュームレンダリング法と最大値投影法 (MIP)をはじめとする最新のレンダリングモードにすべて対応しています。また、これらすべてのレンダリングモードは、3Dはもちろん、4Dも完全にサポートしています。
OsiriXは、医用画像規格であるDICOM画像ファイルを表示するDICOMビューアを中心としたPACSワークステーションであると同時に、放射線医学や核医学に使用される画像、機能性イメージや3Dイメージ、共焦点顕微鏡や分子イメージング用としても使用できます。